今回から第3章に入ります。留学後、私たちが経験していることや得た知識などを話していければと思います。
0:30 留学の2ヶ月レビュー、3:04 MIT SDMの特色の振り返り、11:14 実際に業務で使っている知識・スキル
留学の2ヶ月レビュー
- 留学をサービスと捉えて2ヶ月をしたいと思います。
- 留学で得た知識・スキルが職場で活かせているか?という観点でお話します。
- 参考:マサトがBlogを始めました。「#001 墓場から職場へ」
MIT SDMの特色の振り返り
- 学位はMaster of Science in Engineering and Management。Master of Engineering Management (MEM、経営工学修士) に近いプログラム。MEMの北米コンソーシアムであるMEMPCにも参加。Cornell、Duke、Johns Hopkins大なども参加。
- MIT SDMのミッションはシステム思考をベースとして社会の複雑な問題を解決するtechnical leaderを育てる。卒業後は、アントレだけでなく重厚長大産業で働くことも視野に入る。
- 得られるスキルについてのMEMとMBAの比較 ( https://studyabroad.shiksha.com/mem-vs-mba-articlepage-1889 )
- Marketing Qualities, Financial Planning and AnalysisはMBAがよりスキルアップできる。一方で、Design and Development, Project Management, Real-World Experience, Tech Field ExpertiseはMEMに軍配。
- 卒業後のロールの例:Product Manager, Project Manager, CTO, Solution Architect
- 参考:MIT SDM卒業生の柏村さん (AWS Japan Solution Architect) へのインタビュー
- コンサル会社に就職する同級生や先輩も多くいます。
- ケイジ、マサトともに留学を通じて戦略を考える志向が芽生え、マサトは転職。
実際に業務で使っている知識・スキル
- マサト
- 留学を通じてとても引き出しが増えた。直近で使っているのはStrategy Map。戦略を考えるときに重宝。参考:2-39 経営戦略上の管理会計 – 意思決定者のための会計情報 #4
- より一般的には、物事を構造化すること、する姿勢を会得できた。
- ただし留学で学んだ方法がそのまま使えるところは少ない。すべてを解決してくれる万能薬ではない。スキルだけを考えれば別の方法もあったのではないか、という印象。例:構造化はケース面接を練習するとある程度レベルアップできる。
- ケイジ
- SDMで学んだシステム思考やシステム記述方法は業務で十分に使える。一方で抽象度が高い部分もあるため、その知識やツールを使って周りとコミュニケーションをとるには布教活動が必要と感じている。
- 修士論文で調べたMobilityに関する知識は、直近の業務でとても役に立っている。体系立てて論文としてまとめたため、知識の体系化がある程度できていたことが良かった。
- 自分が信頼されていない状況でチームにコミットする方法を、留学を通じて体験しながら学べた。まず自分から良い案を提案して信頼を得ていく、というプロセスが重要。信頼を得ていないと、全体の進め方や方法論を先に述べても相手は聞いてくれないことが多い、という印象。
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