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#001 墓場から職場へ

帰国して歯医者に行ったら思ったより虫歯があって激萎えしているマサトです。

初回は、ブログを始める動機を語ります。

  • # ブログの動機
  • # 卒業後のハードスキル
  • # 田舎暮らしと里山保育

2021年6月にMIT SDMを卒業し、2年間の留学生活を終えました。卒業して、振り返ると、実にSDMは、僕にフィットしたプログラムであった。特にシステムエンジニアリングとビジネスアナリティクスをMITで学べたことは、僕のキャリアにポジティブに働いていくと思う。

しかし!学んだことは次第に忘れていくものだ。留学前に、MBAホルダー達に質問する機会があったが、出会ったほとんどの方々がMBAで学んだハードスキルをしっかりと記憶している印象は無く、それよりもソフトスキルの重要性を魅力として訴求していた。留学前当時は、留学しても結局使われない知識であれば、学んだとしても時間効率が悪いし、あまり意味無いんじゃないかと思っていた。そこのところには触れずMBA留学の良さを語る彼らに対して、ハードスキルをあまりアピールしないのはなぜなのかと、シンプルに疑問を思っていた。卒業した今、思うのは、きっと日々の業務で直接的に使われないハードスキル達は忘れ去られ、魅力として語られることはなかったんだろう。ハードスキル達は大事にされていないわけではないが、実質、留学の魅力を訴求するものにはなりえていないのが現状ではないだろうか。

このブログの一つの目的は、僕が学んだハードスキル達を忘却という墓場ではなく、職場に持ち込むことが出来る様にすることだ。業務をする中で、学んだことを咀嚼し、自分なりにでも知見を多少なりとも加えることで、学んだハードスキルの価値はきっと上がると思う。何もしないままでは、高い学費を払って得たハードスキルの価値は右肩下がりで、一年後には減価償却され、他者にとって価値のないものになっているだろう。

SteppFunction Podcastではら相方のケイジ君と共に、音声と詳細なShownoteで留学模様をお届けしてきたが、本目的を鑑みて、まず文字でハードスキル達をまとめて、エッセンスだけPodcastで話す形式を取りたいと思う。文字で書くことは、思考も構造化出来るし、検索もしやすいので、良いと思う。

学んだハードスキルの中でも、特に職場へ持ち込みたいと思っている以下の二つのハードスキルをまとめていくことを、このブログの今年の目標にしたいと思う。

  1. Communicating with Data
  2. Technology Roadmapping and Development

※ SDM Coreはケイジ君に譲ります

1は、データを用いたプレゼンの授業だ。なぜ、僕のプレゼンは伝わらなかったのか、その答えとソリューションを提示してくれた授業である。2は、企業の技術戦略を体系的に学べたもので、まさにMOT(Management of Technology)領域の授業だ。いづれもMITでとても人気のある授業である。次回からは、Communicating with Dataのブログを始めたい。

あともう一つ。Podcastでも話したが、私は息子を里山保育させるため、東京西の田舎(立川よりも西)に住むこととした。MITでの学友にも田舎暮らしや里山保育に興味を持っている人がいたので、私の普段の日常なんかも、ブログ化していきたいと思う。

それでは、また次回。

2021年6月28日

歯科口腔外科の待合室にて