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3-9 今求められるDX人財像

キャリアについて、俯瞰的な視点としての人財獲得・育成の事例や歴史、また求めるDX人財について話しています。旭化成の求人内容を取り上げて具体的な資質やスキルについて議論しています。

0:42 リスキリング Reskilling、11:26 人財育成・獲得の歴史、15:15 求めるDX人財、23:34 旭化成の例

リスキリング Reskilling:専門技術者の育成

  • 労働受給バランスの傾向(三菱総合研究所):専門技術者が不足(2021年約20万人、2030年170万人不足)、事務職が余る傾向(2021年約50万人、2030年120万人余る)
  • 専門技術者を獲得する戦略は二つ:自社で育成する or 外から採用する。ここでは自社で育成する施策に注目します。
  • リスキリング Reskilling
    • Amazonが2019年にUpskilling 2025を発表。2025年までには従業員10万人をリスキリングすると発表、一人当たり投資額は約75万円。社員の大学授業料を全額負担 75万人対象、2025年までに総額12億ドル投資( https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2109/10/news155.html
    • キヤノンが職種転換研修を導入。4-5ヶ月間フルタイムで研修を受け、メカ系の技術者をソフトエンジニアとして育成し複合的なスキルを身につけさせる。
  • 自社の研修制度
    • マサトも会社で半年弱に渡る全10回(1回半日程度)のデータサイエンティスト育成講座を受講中。
    • ケイジもこれまで会社の研修制度を活用して英語研修、経営研修などを受講。MITに留学したMBA派遣制度も人材育成の一つ。

人材育成・獲得の歴史

  • 5年程度でトレンドが変化している。
  • 1989-1997:内製/部分委託とIT子会社の進展
  • 1997-2004:フルアウトソーシングの隆盛(大手ITベンダー)、リストラ不況
  • 2005-2010:マルチソーシング(複数の受託企業と契約を結ぶ形態)や内製へ一部回帰
  • 2010-2015:プライベート・クラウドへの移行, GAFAの台頭、スマホ、XaaS、リーマンショック
  • 2016-2021:パブリック・クラウド・ベンダーの台頭 DX推進、アナリティクス、AI コロナ
  • 次の5年は??

求めるDX人財

  • 雇用側の課題(ガートナー)
    • 70%以上の企業がIT部門の要員が不足している
    • データ分析、データマネジメント、新技術調査、IT戦略立案、などをできる人が不足。
  • DX人財として外部から獲得したい/育成したい人材像は?
    • プロジェクトマネジメント、ベンダ対応力、技術目利き力、自分で実装できる力、幅広い経験。

旭化成が求めるDX人財

  • 旭化成はDX銘柄2021に選定されています。求人のWebpageはこちら
  • 求めるスキル
    • エンジニアリング面:プロジェクトマネジメント、アプリ・サービス開発経験、クラウド、AI活用最適化
    • コンサルティング面:技術開発、マーケティング、ニーズヒアリングと提案力
    • 求める資質:デザイン思考でファシリテートできるか、失敗を恐れずチャレンジできるか、他者へのリスペクトを持ちアイデアを作れるか、など。
  • 上記スキルがつけられるポジションにアプライする、業務に携わる・積極的に手を上げる、業務内でトライしてみるなどの活動が、求められる人財に近づく一歩ではないかと思います。

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