ゼネコンから英国Cambridge MBAに社費留学された小嶋美由希さんに、Cambridge MBAの魅力を語っていただきます。
1:10 小嶋さん自己紹介、5:39 Cambridge MBAの基本情報、13:55 Cambridge MBAのミッション、16:08 大学の雰囲気、22:27 どんな人にお勧め?
小嶋さんの自己紹介
- お名前:小嶋美由希さん
- 大学:理工学部建築学科(修士)を卒業。建築士の資格を取得。
- 環境系を専攻し、特に建物の温度・湿度環境が人体に及ぼす影響や、省エネ・再生可能エネルギーなど脱炭素にまつわる研究に従事。
- 社会人:ゼネコンに建築機械系エンジニアとして入社。
- 建物の空調など機械設備の設計に3年程度従事。
- 新規事業開発部署に異動し、3年間アジアの再生可能エネルギー投資開発を経験。
- 英国Cambridge MBAに1年社費留学、2020年9月卒業。
- 派遣元企業にて、新規事業のビジネスデベロップメントに従事。
- Tips:空調はビル設計で重要!消費電力の40%-50%を占めるため、空調技術は省エネの観点でとても重要。
英国Cambridge MBAの基本情報
- 正式名称:Cambridge Judge Business School, University of Cambridge
- 学生のDemographics
- 人数:約200人。大きすぎず小さすぎずの規模感を嗜好、一人1回は話せる程度の規模であり、一体感を感じられる。
- 男女比は65%:35%
- Internationalの割合:95%!インド約30人、中国約40人、アメリカ約10人、日本約10人。小嶋さんの代は日本人女性4人。※欧州MBAは北米と比較してinternational比率が高い。
- Industry background:事業会社50%、ファイナンス20%、コンサル20%、その他NGO、官公庁など。
- 事業会社ではExxon Mobilなどエネルギー系が多い印象。
- Cambridge大が理系に強いこともあり、事業会社出身でエンジニアバックグラウンドの人が多く、親和性が高い。
- 平均年齢:30歳程度。23歳から40歳程度と幅広い。
Cambridge MBAのミッション
- アントレプレナーシップとコラボレーションを通じてイノベーションを創出する。
- イノベーション、コラボラティブ、ダイバーシティを重視。大学の説明会、授業でもこれらの価値観を強調している。
- 色々な人と多様な環境でコラボレーションしながらイノベーションを起こすという価値観を重視。米国での個人によるアメリカンドリームの追求とは異なる印象。
大学の雰囲気
- 学生
- 年齢層が高いため、落ち着いていて大人な印象、空気を読める人が多い。
- 互いの価値観や方向性を認め合いながら、各人が学びたいことを追求する。
- 大学全体
- 運営の仕方では800年超の伝統を重んじる。
- 卒業式は次の年の5月(約8か月後)。昔は紙ベースのチェックのため認定に時間がかかっていたため。
- 卒業式に着るガウンがドレスコードとなっているイベントがある。
- 先端研究を推進できる柔軟な環境
- 大学生はイギリス人が多いが、大学院生はinternational生が多く多様性が高い。
- 学際的な雰囲気が強い。
- 運営の仕方では800年超の伝統を重んじる。
- お気に入りの場所
- 所属・生活していたカレッジに2年前にバーが作られ、そのバーがお気に入り。とてもおしゃれ。スポーツ観戦ではラグビーが人気。
- ※Cambridge大学はカレッジ制度であり、31の独立した私立の大学(カレッジ)で構成される。大学生は各カレッジに応募する。
どんな人にお勧め?
- 他分野の人と関わることを厭わず、好奇心を持って関われる人が向いている印象。
- 総合大学であることを活かして、政治経済のイベント、エンジニアリングのイベントなど、MBA以外の他分野と交流する機会が豊富。
- 逆にファイナンス、コンサルティングなど特定分野への転職を目的にしている方は、情報収集やブランドといった点で別大学を志望されたほうがいい印象。
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