脱炭素に向けて私たち一住民が取れる選択肢について、地方自治体の再生エネルギー活用戦略とともに、いくつかの事例を紹介します。
0:20 最近の脱炭素の動き、5:00 横浜市の取り組み、16:22 一住民の選択肢
※1.5倍速度など早送りで聴かれることをお勧めいたします。
脱炭素の動き
連日のように脱炭素のニュースが流れていて、日米共に政権の重要な目標に位置付けられています。
- 米国:バイデン新大統領 “パリ協定復帰” 署名 政策転換をアピール
- 日本:菅首相「脱炭素社会」実現へ 幅広い取り組み目指す考え示す
- 投資:ベトナムの石炭火力「ビンタン3」撤退へ 三菱商事
- 企業評価:脱炭素で企業選別 野村アセット、300社を評価
地方自治体の取り組み:横浜市を例に
- 戦略
- 2011年 環境未来都市に選定。選定された11都市の中で最も人口が多く、大都市のモデルに。
- エネルギー使用量とCO2削減施策
- 1世帯あたりの 電⼒消費量
- 2013年を基準(33.6 GJ/世帯・年) として 2030年には26.3 GJ/世帯・年にすることが目安とされている。
- 市内の再⽣可能エネルギーによる供給ポテンシャル(16.1 億 kWh)は、目標削減量の8%分に過ぎない。
- 残りの92%は東北12 市町村との連携協定を結び供給を受ける見込み。
- 1世帯あたりの 電⼒消費量
一住民の選択肢
- 第三者所有モデル:主に太陽光発電を対象として、発電業者に屋根などのスペースを貸し、その発電電力を安い価格で使用できる。
- 東京都の共同購入モデル:再生可能エネルギー電力の購入希望者を募って一定量の需要をまとめることで、電力の価格低減を実現する。埼玉県、千葉県、神奈川県他と連携。
- CCAによる再生可能エネルギー供給(米国)
- CCA:Community Choice Aggregation。米国カリフォルニア州を含む全米8州(2020年現在)での共同電力購入の仕組み。
- Opt-in型(加入を希望する場合は申し込みが必要)とするかOpt-out型(加入デフォルト、希望しない場合は退会手続きが必要)とするかは住民の投票によって決まる。Opt-outの方が安くなりやすい。
- (参考)地球温暖化を解決するために始めた電力サービス「ハチドリ電力」
- CO2ゼロの自然エネルギー
- 電気代1%で自然エネルギー発電所を新設
- 電気代のもう1%はNPOなどの活動支援に
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