0:52 森さんの自己紹介、2:55 CEIBSの基本情報・どんな人にお勧め?、24:02 CEIBSでの授業、34:37 課外活動、49:11 CEIBS留学の感想
森さんの自己紹介
- お名前:森陽平さん
- 大学・大学院(地球科学専攻)を卒業し、現在社会人7年目。
- 通信会社に就職、リサーチエンジニアとしてAI(Deep Learning)周りを研究した後、グループ会社である機械翻訳のスタートアップに出向しプロダクトマネージャーを勤める。
- 会社の海外MBA派遣制度を利用し、現在CEIBS Class of 2021としてMBAの勉強を行う。
CEIBSの基本情報
- CEIBS: China Europe International Business School 。1994年上海に設立。
- 学生のDemographics
- クラスの人数:157人(Class of 2021)。50~60人のクラスで日本人は1~2人程度。
- 男女比:女性40.1%
- Internationalの割合:33.8%。中国関係のビジネスに関わろうとする人が多い。
- 中国のビジネスでは中国語が必須のため、卒業要件に中国語が含まれる(日本人は有利!)。
- Industry background:金融19.8%、製造16.6%、Tech 13.4%、コンサル13.4%、 ヘルスケア、リテール、不動産
- 平均年齢:おそらく29~30歳ぐらい。社会人経験5年以内が約60%。
- ミッション:“China Depth, Global Breadth”、中国を深く学び、世界についても広く学ぶ。
- MBAランク上位で中国企業のケースをこれ程多く扱うMBAはほとんどない。
- 深圳・南京へのtrekなど企業訪問の機会も多く、中国ビジネスをよく知ることができる。南京モジュールでは、中国の国営企業と民間企業の雰囲気が全然違ったり、中小企業の成長や海外進出へ意欲をとても感じられた。
- 大学の雰囲気:開放的な空気感。中国人も、海外留学したのち中国でビジネスをしようとする学生が多いため、インターナショナルなmind setが基本となっている。
- カフェがお気に入りの場所。空いているのでお勧め。瑞幸咖啡(luckin coffee)がとても便利、アプリで注文すれば店頭で並ばずとも受け取れる。
どんな人にお勧め?
- 中国をもっと知りたい、中国でビジネスを展開したい、希少性を上げたいみたいな人におすすめ。
- 中国のマーケット規模から考えると、まだまだ日本人は少ない。
- 日本にとって中国は米国と並ぶ最大の貿易相手国であるが、中国は日本に対して積極的に情報を出しているわけではない。中国のことを知るにはこちらからアプローチしないといけない。CEIBSは中国・中国企業を知れるとても良い機会を提供してくれる、中国語の学習もその一つ。
- 中国のテクノロジ、IT、サービスに興味がある人、中国企業でキャリアを積みたい人にもおすすめ。
- CEIBSを卒業しAlibabaで働いている日本人もいる。
- 企業とのネットワークが強い。Executive MBAも強く、上海にある企業のほとんどのExecutiveの人はCEIBSと関係があるため、これら企業のことを知りたいと思ったらすぐにコンタクトが取れる。
- メンタープログラムがあり、自分がinternshipや就職をしたい企業の人を選択することができる。
CEIBSでの授業
- 授業はUSやEuropeと同じく、ファイナンス、リーダーシップ、マーケティング、アントレ、デジタル等を学ぶ。
- 中国企業のケースが多い。MBAランク上位で中国企業のケースをこれ程多く扱うMBAはほとんどない。
- コンセントレーションと呼ばれる証明書があり、デジタルもその一つ。
- 面白かった授業:Rethinking Strategy for the Digital World。中国だけでなくグローバルに企業のデータ活用戦略やデジタル系の企業の分析手法を学ぶことができる。この講義ほど各企業の戦略や強みを明快に分析してくれたのは他にない。自分のバックグラウンドと合っていて自分の考えとフィットしたことも要因の一つ。
- 中国企業はデジタル、SNSの活用がとてもうまい。
- BEAST 野兽派:SNSを活用し、30代後半の女性をターゲットとした高級品を販売。女性の憧れのブランドとしての位置を築く。元々はお花屋さん。
- Perfect Diary:化粧品のブランド。階層構造になっているインフルエンサーをうまく活用して、ユーザーエンゲージメントを高めている。
課外活動
- コミュニティ:生徒会のほか、クラブとしてファイナンス、ヘルスケア、テック、スポーツ、レジャーなどがある。
- eLab(大学のインキュベーションセンター)が学生の起業をサポート。ピッチイベントなどを主催。
- 森さんが取り組んでいる課外活動
- 非公式ながらテニス部の部長を務める。
- 寮にはシャワーしかないため、温泉同好会を主催し、同級生を引率してCEIBS近くの極楽湯に行っていた。同級生と麻雀などを通じて交流を深められた。
- 同級生とともに、有名店である海底捞や捞王などに火鍋を食べに行った。待ち時間が長いため、ネイルのサービスが受けられたり、お菓子がもらえたりする。
- eLabでアプリ提供のビジネスをピッチ、中国マーケットに入っていくためのポイントをfeedbackしてもらった。
- 授業への貢献・同級生と仲良くなるためのTips
- エンジニアバックグラウンドを活かして、プログラムを書いたりデータ分析をする授業をリードした。一般的な授業はコンサルやファイナンスバックグラウンドの人のほうが活躍しやすいので。
- スタートアップで働いていた経験を活かし、ケースでの議論などで実体験に基づいたコメントで貢献。
- 中国人が大好きなカラオケでユニークなポジションを獲得。テスト後や飲み会後のカラオケにて、中国人はバラードっぽい曲をよく歌うので、日本の曲を歌うと喜んでくれる。星野源の恋ダンスや、AKBの恋するフォーチュンクッキーなどを振り付けありで歌うととてもうける。スラムダンク、ナルト、デジモンなどのアニソンもうける。留学前にこれらの曲を少し覚えていくことがおすすめ!
CEIBS留学の感想
- 期待を上回ったこと
- 授業を受けた分だけスキルがついた。同級生とビジネスの議論をして、色々な考え方を知ることができ、提案する幅が広がった。例えば政府との関係を常に頭にいれておかなければいけないなど、中国でビジネスをする上で注意しなければいけないことを知れた。
- ポジションが明確になった。世界でやっていくことができるか。自分のバリューはどこで発揮できるか。キャリアを見つめ直すきっかけになった。
- 想像以上に同級生とネットワーキングできたことがよかった。特に意識していた訳ではないが、小規模な大学というのもあり、今後もお付き合いができるネットワークが作れた。
- 残念だったところ
- 後半オンラインで中国に渡航できなくなったことが本当に残念。
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