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1-9 アプリケーション Part 1 – 全体方針とResume

3:00 全体方針、11:58 Resume

※1.5倍速など早送りで聴かれることをお勧めいたします。


主なアプリケーション文書

  • Resume(CV、職務経歴書)
  • Essay:志望動機書(Statement of Objective)とLeadership
  • 推薦状

全体方針

  • 一貫性がとても重要。推薦状で表現される他者からの評価も含めて、自分の人物像をholisticに表現し、プログラム選択理由、プログラム・学校へのフィット・貢献などを的確に主張すべし。
  • これら文書は一つずつ処理していくのではなく、事前に全体を見通したうえで、それぞれどの文書でどこを強調するかを整理してから執筆するべき。エピソード棚卸を事前にしておき、大学ごとに異なるEssay課題に応じて適切なエピソードを選択すべし。就職活動時の自己分析に似ているかも。
  • 卒業後の目標を鑑みて、これまで蓄えてきたスキル・経験では不足する部分を留学で補う、というストーリーが一般的。なお、既存スキル・経験が少なすぎると実現可能性が低い、既存スキルが多すぎると留学する意味がないのではないか、と捉えられてしまう。既存スキル・経験が60%、留学で獲得するスキルが40%、と言われることもある。
  • 既存経験はプログラムへのフィットを主張するために活用できる。獲得したいスキルに関するフィットは具体例を挙げて主張。カルチャーに対するフィットは、プログラムが掲げるカルチャーを、自分なりの定義に落とし込んで主張するのがよさそう。

各文書で表現すること

  • Resume:キャリア志向を踏まえた実績のアピール
  • Essay – Statement of Objectives:留学後の展望を鑑みた、留学で身につけるスキル・経験、身に着ける方法
  • Essay – Leadership:チーム、組織内での他者への働きかけ方
  • 推薦状:上司視点ならではのリーダーシップ、スキルに言及。Essay内容のサポートやEssayでは書けなかった点に訴求する。

Resume – 執筆方針

  • キャリア志向に沿う形で、これまでの実績で強調したい部分を書く。
  • ケイジ
    • 技術とビジネスのコラボ、技術側から技術とビジネスをつなぐことに携わりたい。特に顧客ニーズに適した技術を導入するマネジメントに携わりたい。したがって、顧客ニーズを聞き出すことや、それに対して技術的な解決案を提案すること、に重点を置いて記述した。
    • 最初は博士卒、論文・特許、研究成果を強調した記述をしたが、なぜマネジメントを学びたいのか、という本質的な点に訴求できていないため、ダメ出しを受け、修正。
  • マサト
    • リーダーシップを意識して執筆した。最初はチーム全体で達成した成果を書いてしまっていたが、Resumeは自分の実績・貢献を主張する文書。自分のチーム・成果に対する貢献を、リーダーシップを意識しながら書いた。
    • リーダーシップにフォーカスした理由:プログラムのミッションなどから、第一志望だったMIT SDMが求める人材像がリーダーシップをもっている人物であると判断したため。またリーダーシップは汎用であり、他校のMEMプログラムでも有効と判断。

Resume – 項目詳細(ケイジ)

  • フォーマットの指定はないため自分で項目他を選択する必要があるが、奇をてらったフォーマットにする必要はない。
  • 職務経験
    • 役職(Job title)は重要。入学審査官がResumeを読む時間は1分などととても短いため、役職が職務内容をある程度反映していることが望ましい。また、スキルアップしていることを表現するため、職務内容に応じて自分で(勝手に)役職をつけた。日本企業でありがちな、役職が変化しないキャリアだと、欧米文化においては、昇進していない・スキルアップしていないというネガティブな印象を与えてしまう。
    • 各役職の冒頭に、状況や自分の役割などを1-2行で簡潔にまとめた。
    • 人間関係、特にteamwork、leadershipを主張した。公式には部下を持つポジションではなかったが実質的にチームメンバをまとめていたこともあり、チームを率いた、などの表現を用いてマネジメントの部分も表現した。
  • 論文・特許
    • 役職が研究員であることもあり、論文・特許(筆頭なし)を列挙。
    • 米国だと、特許を持っていることは珍しい模様。pendingの状態(成立する前の状態)でもよいので、職務経験と一貫性が保てる範囲で、積極的に書いたほうがよい印象。ケイジの場合、スペースがなかったので最新のものを書いてその他n本、などと省略した。
  • 学歴
    • 専攻、GPA(良ければ)、博士論文タイトル、論文数を記載。その他、米国での10週間のサマースクールに参加したことを記載。
    • 受賞歴があればここに書く、もしくはAwardセクションを設けて主張するのもよさそう。ただしアプリケーションでの一貫性が担保される範囲で。
  • 追加情報
    • techyな人、という点を少しでも緩和すべく、スポーツが好き、草野球チームのまとめ役を担当していた、など人間の幅の広さを記載。ただしどれほど有効だったのかは不明。

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