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1-8 大学選び Part 2 – マサト編


背景:社内留学制度(MOT枠)を活用

  • MOT:Management of Technology、技術経営。
  • MOTをキーワードにして検索してもうまく学校が検索できず困惑していた。(MOTはMBAと違って学位名ではなく、ビジネスと技術の双方にまたがる領域の名称であり、あまり最近は使われていないようだった)
  • MOTについて、社内の留学制度に厳密な要件はなく、制度上はビジネススクールを受験してもよいことになっていた。
  • MOTを冠するプログラムはほとんどないため、最初はテクノロジに強い大学のMBAを検討。しかし各大学のweb siteを見てもピンとこなかった。自分がやりたいことが十分検討できていなかったと気付き、深堀した。(就活の自己分析に似ています)

MBAからMEM(Master of Engineering Management)へ

  • 新規事業のための製品開発やMRを活用したDXプロジェクトを経験する中で、以下の足りなさを感じた:
    • 価値創造
    • 不確実性の扱い方
    • Value Capture
    • 意思決定
  • 社内研修などの一時的なものではなく、腰を据えて勉強したいと思い、社内留学制度に応募した。
  • 最初はMBAで探していたが、如何せんTOEFLがどうしても伸ばせず、TOEFL要求スコアが低いMEMへシフト。

MEMの中からMIT SDMへ

  • MEMPC, Master of Engineering Management Programs Consortium:米国大学でEngineering Management programを持つ大学のコンソーシアム。現在9大学で構成。MIT SDMも一員。MEMPCの公式ホームページをたまたま発見し、MEMという存在を知る。
  • MEMはEngineering Schoolの学科か、またはMITのようにEngineering SchoolとBusiness Schoolのジョイントプログラムである。多くは前者。
  • MEMPCに参加する大学の中でミッドキャリア向けプログラムを提供しているのはMIT SDMのみ。他は学士卒や社会人1-2年目など若手をターゲットとしている模様。
  • 欧州ではEngineering Managementプログラムは提供されていないようで(2018年当時)、各大学がMEMと似た内容ではあるが、異なるプログラム名で提供している。例:Delft, Management of TechnologyETH Zurich, Master Management, Technology, and Economics

フィット感が強いMIT SDMへ

  • フィット感がとても重要!!
  • MIT SDMはミッドキャリア向けであり、かつ学びたい内容を各個人が柔軟に選択できるため、フィット感はとても高いと考えていた。しかし、スコアが低く、resumeも強くない私にはMITは高嶺の花。だが、諦めずダメ元で出願。結果合格をもらえた(英語学習の条件付き合格)。
  • MIT SDMと平行して、各大学のMEMを受験した。ターゲットとしている学生を学士卒や就職後2-3年の社会人などを想定している大学は、私とのフィット感が低く、不合格だった。ランキングがそんなに高くなくても不合格に。

励まされた言葉

  • Shoot for the moon. Even if you miss, you’ll land among the stars. – Les Brown. 目標はデカく持て。
  • 受験でうまくいかなかった時に励まされた言葉。スコア的には高嶺の花だったMITを最後まで諦めなかったことに役立った。

参考:MIT SDMの入学者要件の一部

  • 工学修士かつ勤務年数3年以上で技術に関わっていること または、工学学士かつ勤務年数5年以上で大学院相当の教育を受けていること。
  • 商品やシステム開発でリーダーなどの責任ある仕事経験があること。
  • 詳しくはMIT SDM Websiteをご覧ください。

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